概要
【開催日】2021年9月5日
東京2020オリンピック競技大会のコースと同様、現在建設中の新国立競技場(オリンピックスタジアム)をスタート・フィニッシュとして、浅草雷門、日本橋、銀座、増上寺、東京タワー、皇居外苑など東京の名所を回る42.195㎞のコースとなっています。
コース詳細
オリンピックスタジアム~富久町~水道橋~神保町~神田~日本橋~浅草雷門~日本橋~銀座~増上寺~銀座~日本橋~神田~神保町~皇居外苑~神保町~水道橋~富久町~オリンピックスタジアム
引用元:東京2020パラリンピック競技大会マラソンコースの決定について(Internet Archive)
パラリンピックの、東京2020大会の最終日に開催されたマラソン。
オリンピックでは札幌にコース変更となったが、パラリンピックでは当初の予定通り東京で実施された。
そのコースは当初予定されていたオリンピックのマラソンコースと同様であり、オリンピックのテストイベントとして2019年夏に開催された第一回マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)とほぼ同様であった。

大都会を駆け抜ける、東京の魅力が詰まったコース。
そのコースのうち、3度通過するのが神保町交差点。
MGCの時は複数のエリアで観戦したが、パラリンピックでは最も多くのランナーを見れると考えられる神保町付近に絞って観戦に臨んだ。
当日は小雨が降ったり止んだりの空模様。
真夏の時期としては涼しく、晴天時よりも快適に観戦できたかもしれない。
神保町交差点
交差点西側から東側を望む。
まずは交差点を東方向へ左折。
交差点西側から東側を望む。
交差点東側から撮影。
マラソンコースにおける交差点2回目の通過は東方向から南方向へと左折。
交差点西側から撮影。
マラソンコースにおける交差点3回目の通過は南方向から北方向へと直進。
交差点西側から撮影。
交差点まわり4方向のうち唯一マラソンコースとなっていなかった西方向。
交通規制中の道路に立ち入って撮影。
交差点の中央付近にあった「モバイルトイレ」。
交差点北側、コース上に設置された看板。
35km地点の看板。
タイムも表示されている。
競技用車いすを使用した選手の集団が走り抜ける。
交差点に大勢いた警察官。
警視庁と神奈川県警の共演!遠方から応援に来ていたのであろう。
沿道での「観戦自粛」を呼びかけるスタッフと、「マスク着用&ソーシャルディスタンス確保」を呼びかけるスタッフが並ぶ。
「観戦自粛してほしいけど、それでも観戦するなら対策を徹底してほしい」といったところか。
警察官、スタッフ、一般観客が入り交じる。
観戦自粛を呼びかけるスタッフと警察官が並ぶ。
交通規制の看板。
皆が最前列で観戦できる程度の混雑具合。
パラリンピックであることを考慮すれば、かなり少ない人出といえるだろう。
当時は、外出することが批判の対象となる社会情勢であった。
それでも、この状況を後世に伝えることが筆者の使命だ。
地下
交差点まわりに複数の神保町駅入口があり、それぞれの箇所が「自転車横断ポイント」として、水色シャツを着用したスタッフが配置されていた。
駅入り口が横断地下道としても使用される。
駅入り口前で「自転車横断ポイント」の看板を持つスタッフ。
横断を希望する自転車通行人が来ると、スタッフが変わりに自転車を持って、地下へと進む。
そして、交差点の反対側へ移動。
地下道に配置され、TOKYO2020仕様の案内看板を持つスタッフ。
白山通り沿い 神保町交差点の南側
共立女子大学の前に、日本赤十字社による救護所が設けられた。
赤十字マークが目立つ。
共立女子大学前には大勢の東京2020の都市ボランティア(シティキャスト)が観戦自粛を呼びかけるフラッグや案内板を持って並んでいた。
観戦自粛を呼びかけながらも、観戦できる位置に立つボランティア。
胸中複雑であったことが想像できる。
共立女子大学からみて、白山通りの反対側の沿道でも、同様に観戦自粛、感染症た板柵を呼びかけるボランティアが並ぶ。
マスコットのイラストを使用した「密にならないでください」。
マスコットがバツマークを作った「声を出さないでください」。
そんなボランティアの目の前を走る抜ける選手。
スポンジが用意されたポイント。
給水所。
コカ・コーラ社の「いろはす」が用意されていた。
白山通りにつながる道路には柵が設けられ、交通規制された。
柵に付けられたTOKYO2020デザインのテープのようなもの。
白山通り沿い 神保町交差点の北側
マラソンコースにおける行きと帰り、2回通過する道路であり、中央にコーンが並ぶ。
スペシャルドリンクであろうか。
各国の国旗ともにテーブルが並ぶ。
各々のテーブルがTOKYO2020仕様。豪華だ!
ランナー通過後であろうか。
道路の中央あたりにテーブルが並んでいたが、端の方に寄せられた。
給水ポイント。
ボランティアが大活躍。
コカ・コーラ社の「いろはす」が並ぶ。
スポンジのポイント。
白いスポンジが並んでいるのが見える。
神保町交差点南側よりは少ないが、こちらにも観戦自粛を呼びかけるボランティアがいた。
ランナーと並走しないように呼びかけられた。
観戦自粛を呼びかけるスタッフ。
大会ボランティアのウェアではないが、東京2020のエンブレムが入ったアシックスのウェアを着用。
白山通りにつながる道路はことごとく閉鎖。
柵
白山通りのすぐ脇、観光バスのようなバスは閉じ込められていた。
バス前面「PRRSONAL DRINK」と書かれているため、各選手のスペシャルドリンクを運搬するために使用したのではと推測できる。
マラソンコースに背を向け、警備にあたる警察官。
水道橋交差点付近
これは壮大!
マラソンコースのカーブ部分に沿ってTOKYO2020デザインの幕が続く。
マラソンコースとなる道路の横断が禁止されており、看板で横断場所を案内すると同時に、ぶら下げた案内板で観戦自粛を呼びかけるスタッフ。
外堀通り沿いにも柵が並ぶ。
水道橋駅東口近くに歩道橋があり、そこが横断できる箇所であったと思われる。
水道橋駅西口付近
水道橋駅西口。
ここから東京ドームシティへとつながる歩道橋の入口となる。
前半は階段のない、斜面の歩道橋であるがスタッフが自転車を運搬する「自転車横断ポイント」となっていた。
マラソンコースを真上から横断する歩道橋。
この先は絶好の観戦ポイントであるかと思われたが・・・
歩道橋両脇が白い幕で遮られ、観戦できないようになっていた。
幕が設置された歩道橋を下から眺める。
コース上に置かれれた「Drink station」の案内。
後楽園交差点の路上、普段は滞在できない横断歩道あたりで観戦する人々。
この写真の構図の外、すぐ左にある公衆トイレ前に、ここがパラリンピックのマラソンコースであったことを伝える銘板が後に設置されることになる。